Internet Cowboy

INTERNET COWBOY

人間的魅力の話

人望が無い。昔からそうだった。影が薄いのか接しててつまらんからなのかは知らんが何故か周りに人が集まらない人間だった。

 

小学生の休日。小学生という生き物は全員同じプログラムがインストールされているので土日になると絶対に公園に行って遊ぶように設定されているのだが、僕だけは違った。なんか自転車で走り回ってパン屋の場所を覚えてたりしてた。パン買わないのに。

 

なにも僕だって好きでパン屋を探し回っていた訳ではない。それしかすることが無かったのだ。

本当は皆と一緒にサッカーとかしたかったし、川とかに探検に行きたかった。

学校に友達がいなかった訳ではない。普通に皆と仲良くしてたし、昼休みとかはちゃんとドッヂボールをしていた。

だが休日に遊びに誘われることはなかった。

 

何故?

 

いや普段学校でそのグループで遊ぶとき俺もいるやんと思っていたが、土日になるとそのグループの中に僕はいなかった。

クラスの誰しもが行ったことあるアイツんちにすら僕は足を踏み入れたことはなかった。

そんな疎外感を感じながら親に連れられていくイオンの最悪さといったらない。

服とか興味ないのにいっぱい見るし…

中学に上がったら、高校に進学したら…大学生になったら…とステップアップする度に期待していたが、修整パッチはあてられなかったらしい。プログラマを呼べ。

インターネッツでも日々ハートの形をしたボタンを押された通知が2、3くるだけなのでどうやら諦めるしかないらしい。

 

何故ここまで人望がないのかという考察をしたが、やはり僕が中身スカスカのスカポンタン人間だからではないだろうか。

中身が詰まってないのに祭りに行くと毎回ヘリウムガスを吸っていたから結果周りから浮いてしまうようになったのだろう。

地に足がちゃんとついている理由は性格が重いからである。

なまじ絵が上手くなってしまったが為に見かけ上の数字だけは増えてしまったのがめちゃくちゃにムカつく。興味ないことくらいわかってるんだから今すぐフォローボタンをもう一回押しなさい、バカ。

 

以上をもって式辞とします。生徒、職員、起立。